朱織（あおり）です。


大地にはその土地特有の色があります。

乾いた黄土に、ねっとりとした海老茶、

異国情緒あふれるペールピンクや、

よそよそしいグレー等々。


とある国を訪れて以来、私は赤い土地が好きになりました。

その場所で生きたすべての力が残存する、むせ返るような赤土。

その場所に立つにはこちらにもエネルギーや覚悟が必要とされる、

地面の色が空気をも染めるそんな赤い大地。

なかなか日本にはない景色。ですね。


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そして・・海辺で生まれ育った私にとっては海も大事な景色のひとつ。

いつも身近にあったその海、は開けた観光地で漁港もあり、

夏は海の家でにぎあう友好的な場所。なのですが。


家族連れがパラソルの下でくつろぐ穏やかな景色も、

人を拒む、荒れた波の高い涼とした景色も、どれもがみな同じ海。



海に限らず自然にはいくつもの顔がありますね。

ある程度の距離を保ち、畏怖畏敬の念をもって接すること、

人間という生き物の分を出ないこと、を絶えず肝に銘じています。


自然災害が身近な昨今、みなさまもどうぞご安全に。