６、７年も前の話です。

当時、私には仲良くしていたお友達がいました。

彼女は近所の食品関係のお店で働いていました。

スーパーみたいな食品も売っているようなお店です。

私もよくそのお店を利用していましたので、店に行くたび彼女と顔を合わせます。

笑顔が素敵で、彼女をみると心が温まる感じがしました。


そんな彼女が、ご主人の仕事の都合で県外に引っ越すことになりました。

引越先に遊びに行くといっても日帰りではちょっと・・・という距離です。

「もしかしたら、もう会えなくなってしまうのかも」

と寂しさを感じたのをはっきりと覚えています。


彼女が働いていたお店に行くたびに

「今頃、何してるのかなぁ」

なんて、考えることがしばしばありました。



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新型コロナのパンデミックが始まった昨年春のことです。

コロナの影におびえながらも、日常生活を送っていました。

そんなある日のことです。

その日は朝からとても気分が良く、体も軽く感じるような日でした。

もちろん占い師である私は「今日の運勢」を占い済みです（笑）。

体で感じるとおり、とても「日がいい」と出ていました。


飴でも買おうかな、と６年前に引越した彼女が働いていたお店にふらりと立ち寄ったときです。

な、なんと引越したはずの彼女がいるではありませんか！

「え、えっ、どうしたの？」

嬉しさを通り越して、状況がつかめずにいる私。

「実は、ちょっと予定があって昨日戻ってきたのよ」

「少しお店に立ち寄っただけだったのに、会えるなんて奇跡ね！」

彼女に奇跡と言われたくらい、奇跡的な出来事でした。

彼女はそのお店に30分ほどしか滞在していなかったそうです。

しかも、仲の良かった人には誰にも連絡せずに戻ってきたとのこと。

（コロナの関係があったから連絡しなかったそうです。）


朝から感じた「日がいい」感覚は、もしかしたら守護霊さまからの知らせだったのかもしれません。

この出会いはまさに「セレンディピティ」。

セレンディピティとは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見することです。

なんとなく感じた感覚も大切にしていくと、もっともっとセレンディピティが増えるのかも、と思いました。