呪文の記憶
2022.02.21
私が小さいとき。
遠い記憶ですが、幼いころによく呪文を口にしていたように思います。
目には映らない存在は、たくさんいます。
可愛らしいもの、そうでないもの、小さいものから大きなものまで。
それらに出逢い、呪文があることを教えてもらっていたように思います。
大人になり忘れてしまっていても、何かの拍子に思いだして口に出すごとがあります。
空を見上げては、草花を愛でては、
楽しい時、悲しい時、
呪文を口にしては救われているように感じます。
お地蔵さまのところでは真言が聴こえ、びっくりすることもあります。
呪文と真言は違うかもしれませんが、視えない存在に守られていることは同じように感じます。
私たちが生きているこの世にも、たくさんの呪文のようなものがありますね。
人々が口々に言うこと。
実はそれらも「呪文」のひとつです。
呪文には、良い呪文とそうでない呪文があります。
人としてルールとマナーは大切です。
呪文を口にして笑顔になり、「おかげさま」の心でいたいですね。