歴史を刻む雛人形
2022.02.28

ポリシーは、『万事思い立ったが吉日』の、珠理(アカリ)です!こんにちは~!
友人の陶芸作品(処女作)が飾られている展覧会の最終日、頑張って早起きして、単独遠征してまいりました。
当日、作者本人は在廊していない為、会話する必要も無く、会場で貰ったパンフレットに添付されていた感想アンケートを記入して設置箱に投函。
それにしても、芸術作品って、笑っちゃうくらい作者の人柄が滲み出るものなんですね!
素朴で暖かみを感じる可愛らしい小皿は、作った彼女の、いつもの笑顔の様な作品でした。
さて、時間はたっぷり残りましたし、これから何処へ行きましょうか…。
折角なので、初めてのお使いみたいに探検する事にしてみましょう。
そして私は、1時間に2本しか走っていないローカル線を乗り継いで、更に遠方で開催中の、歴史ある御雛様展を拝観に行こうと思いました。
やって来た2両編成の電車に乗ると、何故か貸切状態。そして、幾つもの無人駅を通過しました。
やがて終点に到着。そこから目的地迄はバス移動…の予定が、何と!2時間後迄バスがありませんでした!
駅の改札に引き返し、駅員さんに事情を伝えて、タクシーの電話番号を教えて貰いました。
…が、駅員さんは、ふと。
駅員さん「ちょっと行った所に、観光案内所がありますよ」。
私「え!有難う御座います!」
すぐ観光案内所に飛び込んで、「目的地行きのバスが当分来ないのです」と伝えました。
すると、明るい笑顔のスタッフさんは、「1時間¥250です。雛人形展を観るなら、2時間でどうですか」と、『電動レンタサイクル』を勧めてくれました!
…ドキドキ…、知らない土地で電動自転車に、生まれて初めて乗る羽目に…。
しかし、その御蔭で、上り下りもスイスイと、まぁまぁ山奥にある会場に10分以内で到着。
駐輪場に自転車を置いて、長い石段と坂道を上りました。
やがて、数え切れない雛人形の大群が、目にも眩しく、色鮮やかに出迎えてくれました…。見事です。極楽浄土の様でした。素晴らしかったです…。
その時間帯は、其れ其れの雛人形の歴史など、大変ためになるお話をして下さる、女性の先生がいらっしゃいました。
恐る恐る、写真撮影が可能か訊ねました所、
「どうぞどうぞ!幾らでも!この子達も皆、喜びますから!」
良かった~!嬉しい!
全く知らない場所で、何人もの優しい方々に助けて頂きながら、拝観出来た素敵な雛人形達。
これぞまさしく引き寄せられた御縁と感じ、感謝の気持ちを込めながら、カメラにおさめて参りましたよ~。
御覧下さる皆々様に、愛と幸せを運んで下さいね、優しい御雛様!