心の持ちよう
2022.04.11

急に気温が上がったので、暖房器具を片付けましたよ~。珠理(アカリ)です~、こんにちは!
まだまだコロナ禍が継続しておりますが、私が関わる幾つかの業務に関しましては、有難い事に、一昨年辺りのサイクルに戻りつつあります。
こんな流れの時だからこそ、より気持ちを引き締め、丁寧に色々な作業をこなさなければ!と、つくづく思います。
そこで思い出しました、あるエピソードは、新年度に相応しい内容でもありますので、うろ覚えでは御座いますが、紹介させて下さいね。
それは今から55年程前の、とある経済学の講演会場にて。
松下幸之助氏が登壇し、人材や資金や時間や設備等、ありとあらゆる物事に余裕を蓄える事こそが、安定した企業経営に重要だと唱えられておりました。
その言葉に対し、聴衆の一人が、「余裕を持つにはどうすれば良いのか?」と、ストレートな質問を投げ掛けられたそうです。
すると、松下氏の回答は、
「余裕を持とうという思いが大切です」。
たったこれだけでした。
とてもためになる具体的なアドバイスを期待していた殆どの人々はガッカリしたそうですが、何と、その場に居た聴講生の中で、稲盛和夫氏だけは衝撃を受け、心底から感動していたとの事。
「全てが『思い』から始まる、と、その時に学んだ」
と、後日語っておられたそうです。
そんな松下幸之助氏と稲盛和夫氏のエピソードから考えた事なのですが、
~余裕、そして、前向きな思い~
この2つを常に心に備えている人ならば、出会う人にいつも分け隔て無く優しく接し、目の前の相手に花を持たせる事が出来る、とても魅力的な人なのではないかと。
どんな時でも心に余裕を持つという事は、自分の為にも、誰かの為にも、本当に大事ですね!
私自身も、身内や、親しい仲間内だと、つい甘えが出て忘れそうなので、気を付けなきゃ!です。
何かに取り組む時や、誰かとコミュニケーションを取る時、まずは
「余裕を持とうという意思だけは、少なくとも忘れない様にしてみる」。
その心は、きっと優しさに変換されると思うのです。