偶然出会ったリルケの詩に夢中になって!
2024.04.30
数年前のこと。
新聞にリルケの詩が掲載されていました。
薔薇を謳った詩が何気に目に止まりました。
それまで詩を読むなどという習慣はなかったのですが、
あまりに美しく薔薇を謳った作品に感動してしまいました。
それ以来、リルケの詩に取り憑かれたようになりました。
ロマンチックな情緒漂う作風は、恋愛や自然、人生を包み込むように表現しています。
リルケ以外にも、フランスのランボーやアポリネールなどの作品も手にするようになりました。
詩に込められた難しい哲学までは分かりませんが、何となく深遠な世界感や死生観には、心の芯を動かされました。
日本の詩人では、宮沢賢治が好きです。
方言で書かれた詩は馴染みやすく、身近な題材で映像が浮かび上がるようです。
中原中也、三好達治も好きな詩人です。
現代詩では、新川和子、茨木のり子もよく読んでいます。
そんな事をしていて数年が経ったころ、カルチャーセンターで「詩の教室」という講座が開かれました。
私は早速、参加しました。
最初は、何が何だか分かりませんでしたが、指導してくださる先生が女性詩人で素敵な方だったので、褒められたい一心で一生懸命に作りました。
しかし、どう頭をひねってもできず、推敲の繰り返しでした。
そうするうちに、毎年開催されている国民文化祭の現代詩部門で2度も小さな賞をいただきました。
先生もとても喜んでくださり、家族もビックリしていました。
今年は、夏にあるコンテストに参加予定しています。
まずは、詩の完成を目指して「頑張ろう」のかけ声をかけている最中です。