Nothing happens without God’s approval
2024.05.19
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2003年に『冬のソナタ』が放送されたことがきっかけで、日本で韓流ブームが巻き起こり、社会現象となりました。
あれから早いもので、20年の歳月が経ちました。
私自身も韓国ドラマに魅了され、中毒になってしまうほどすっかりはまってしまった一人です。
これまで、様々な作品を観賞してきましたが、どの作品も甲乙付け難いほど素晴らしく、私自身に様々な気付きと成長と癒しをもたらしてくれました。
色々な意味で支えられてきたことを実感しています。
どんな職業の分野でも、続けていく過程で試練や壁に打つかることがあります。
私自身も占い師を続けている過程で、大きな壁にぶつかり、自分の能力の限界を感じ、仕事を続けていくことが困難に思えた時期がありました。
そんな時、韓流ドラマ『ホジュン 宮廷医官の道』によって救われたことが思い出されます。
この作品は、実在した歴史上の人物であるホジュンの生涯が、激動の時代背景を織り交ぜながら描かれています。
脚本は史実通りではない脚色されたフィクションですが、東洋医学の専門知識が至るところで分かりやすく表現されており、とても勉強になります。
また、残酷なまでに波乱万丈な人生を歩みながらも、師の教えを胸に妥協を許さず、医術を追求し続けていくホジュンの生き様から、人間として大切なことを教えてくれる素晴らしい作品です。
東洋医学では、「人間の身体は小宇宙で、生命の根源は宇宙の根源と同じである」という理念が基づいています。
そのことをドラマの中で分かりやすく表現されています。
「人の頭が丸いのは天に似ていて 足が四角いのは地に似ている
天に五行があるように 人には五臓がある
天に六極があるように 人には六腑がある
天が九星あるように 人には九穴がある
天に十二支あるように 人には十二経脈がある
天に二十四節気があるように 人には二十四脈がある
空が365度であるように 人の体には365の関節がある
病を治すには、先に心を沈めなければならない。
患者の心から疑念や雑念を取り除き、体(の治癒力)に自然に委ねるのだ。
心を天とみなし 心と天を一体にすると
心が和らぎ 人格が穏やかになり 自然と病が治る 」
この台詞を聞いた時、占い師になる為に勉強してきた『占星術』の知識と重なるものを感じました。
人の「健康」と「運命」は繋がっているということを深く理解した瞬間でもありました。
ドラマの最終話、流刑地先でホジュンが『東医宝鑑』を完成させ、はるか遠く王のいる方角に向かって、お辞儀をしながら心の想いを描くシーンがあります。
「東の果てに位置するこの小さな国朝鮮でも、医学の道は脈々と受け継がれております。
中国の数ある医書にも決して劣ることなく、全てを映し出す明るい鏡のように、
子々孫々の道しるべとなるべく
東医宝鑑と名付けました。 」
医学書を完成させたホジュンの表情から、使命を全うした人物だけが得られる「貴重な宝」を手にした瞬間の歓びが伝わってきました。
ドラマの中のホジュンの人生は、あまりにも理不尽で残酷なまでに波乱万丈なものであった分、この場面は心に響くものがありました。
私たち人間、存在する全ての人に共通する生命の「使命」は、「進化と向上」と言われています。
私たち人間の思考では計り知れない宇宙の壮大な世界、宇宙創造主の計らいは、人間の理解の範囲を超えています。
人には計り知れない宇宙創造主の計らいで、この宇宙は成り立ち、現在も進化を続けています。
ドラマの中のホジュンの人生に感銘を受け、私自身も本気で占星術の分野を追求していこうと決心し、日々勉強に励んでいます。
まだまだ未熟な部分や欠点が多々ありますが、今後ともどうぞよろしくお願い致します。