私は、高所恐怖症です。

けれども、３年ほど前に日本で一番危険な神社と呼ばれる太田山神社へ行って参りました。


何が危険かといいますと、

この神社、断崖絶壁を登っていかないといけないのです。


あるのは、ロープと金網のようなわっかだけ。


途中の道も、人ひとりが通れるような幅しかなく、

金網のつり橋はところどころ錆びて抜け落ちているような所も見受けられます。


高所恐怖症の私には無謀のように思えました。


けれども、どうしても神社へ行きたかった私は、

「私ならできる」と自分に自己暗示をかけ、

自分自身と「必ず登れる」と約束をして、前へ進みました。


下も上も見ることができず、ひたすら自分の手を見つめながら、

ゆっくりゆっくり、着実に登っていきました。

やっとの思いで登り切ったとき、自然と涙があふれてきました。

そして、「頑張ったね」と約束をした自分自身を褒めました。


今、あなたが苦手だと感じているのは、

魂が〝嫌だ〟と反応しているからなのです。


それは、前世から引き継がれた魂の記憶。


今世でもあなたにカルマとして

与えられた課題のひとつなのです。


過去で解決できなかったことを引き継いだ魂は、

「また嫌な思いをする」

と引き留めるエネルギーを出しています。


それをあなたも感じ取って、苦手だと思っているのです。


そこで、嫌だと思っている〝過去の自分〟と約束をするのです。


「あなたの分も今の私ががんばるね」「大丈夫だよ」と。



すると、今まで負の力を発していたエネルギーが

一気に応援の力へと変わり、自分のエネルギーと

過去の自分のエネルギーが重なりあって２倍の力となります。


さらに、高次元の自分（ハイヤーセルフ）も力を重ね、

課題を乗り越え、解決へと導きやすくなります。



きっと私は、導かれるべくしてあの神社へと向かったのでしょう。


そして、登り切ったときにあふれた涙は、過去の自分の魂の

カルマを断ち切った喜びからあふれ出た涙だったのだと思います。



私が鑑定でアドバイスしたお客様の中にも、

実際にご自身と約束をして、カルマから抜け出し、

良い方向に変わって行ったことを涙を流しながら

お話してくださった方もいらっしゃいます。



ご自身と向き合って、『約束』することで、

きっと明るい未来を切り開いていけることでしょう。