私は、やる気を出したいときには「とにかく体を動かす」ことを心がけています。
毎朝のウォーキングや庭の手入れは、寒い季節でも気分を切り替えるきっかけになり、私にとって欠かせないルーティーンです。

それでも、どうしても腰が重いときには、
「これが終わったら○○しよう！」と、自分に小さな楽しみを用意します。
先に楽しみを決めておくことで、不思議と体が動き出すものです。

先日、ずっと気になっていた物置の整理をしました。
段ボールや使わなくなった物が積み重なり、生活に支障はないものの、風水的にはあまり良くありません。
年末も近づき、「そろそろ整えた方がいいな」と思いながらも、
冷たい風に背中を押されると、つい後回しにしてしまっていました。

そんなある日、何気なく手に取ったタウン誌の表紙に、冬らしい甘味の写真が載っていたのです。
湯気の立つぜんざいや、焼きたてのお団子にたっぷりとかかったあんこ。
その温かそうな一枚を見た瞬間、「これだ」と思いました。
物置の片付けが終わったら、これを食べに行こう、と。

そう決めた翌朝、まだ空気の澄んだ早い時間から片付けを始めました。
数日かけて不要品を分別し、市の環境課へ持ち込むと、
物置には久しぶりに、すっきりとした静かな空間が戻ってきました。

そしてその週末、友人と一緒に、あの温かい甘味を味わいました。
冷えた体にじんわり染みる甘さは、格別でした。

もし、あの写真を見ていなかったら――
物置はいまも、手つかずのままだったかもしれません。

さて、皆さんはどんな方法で、寒い季節のやる気を引き出していますか？