迷ったときの道しるべ
2016.05.12
道しるべ
私が以前ご相談を受けたお客様のお話をさせていただきます。
その方は、夫婦仲が悪く離婚したいが
子供が成人するまでは我慢と考えていらっしゃいました。
ご主人に振り回され、縛られている自分が嫌で
イライラしながら過ごす毎日が辛いというご相談です。
ご主人に言いたいことを少しも言わず
振り回される状況をひたすら我慢しているだけでしたから、
「もっと、良い意味で自分中心に暮らすこと
自分や自分の気持ちを大切にすること
また、我慢の日々が辛いとはいえ、
お子さんが成人するまでは一緒に居ると決めているのはあなたの意志ですよ。
気持ちを全て押し殺してしまわず、自分を取り戻しましょう。」
とアドバイスをいたしました。
それから1ヶ月ほど空いて、またお話しを伺うと
前回の鑑定後から、自分の気持ちをケンカにならない程度に
言い返せるようになり心が軽くなりました。
アドバイス通り、自分を少しずつ出していくことで
気持ちが前向きになり、夫婦仲が前よりは良くなったとのこと。
今後どうしていくかはまだわかりませんが
いざという時に備えて自立できるほどの蓄えもできたそうです。
「相談前には、主人の言動にとらわれすぎていて
主人が変わらないと、全て何も変わらないと
思い込んでいた自分の心に光が灯ったようでした」とのことです。
自分だけでは一つの角度から見えていないこともあります。
なによりお客様が押し殺していた自分自身を少しずつ解き放ち、
前向きに進む道しるべになることができてよかったと感じています。